「見るとホッとする」“羊毛フェルト”の生き物たち!愛くるしい表情で街を盛り上げる【新潟市】

新潟市に登場した県内出身の作家が手がける羊毛フェルトでできた愛らしい生き物たちを紹介します。

長いくちばしと赤い顔の特徴をおさえたトキに、どこか不思議でかわいらしい生き物も…

これらの愛くるしい生き物たちを生み出すのは新潟市に住む、かんだあきらさんです。

【かんだあきら さん】
「ここのキザキザ(針)で羊毛をどんどん絡めていく。絡めることでどんどん小さくなるけど、固まっていく」

かんださんが作るのは、特殊な針で羊の毛を刺し、形を作るニードルフェルティングと呼ばれるアートです。

2年前に出会ってから約400の作品を作り出してきました。

【かんだあきら さん】
「もともと郷土玩具が好きで、先人が作ってきたフォルムとか表情とかも取り入れていきたい」

昔ながらのおもちゃからヒントを受けたかんださんの作品は今、街の盛り上げにも一役買っています。

【記者リポート】
「手に乗るサイズの作品ですが、こちらでは大きなパネルで壁一面に展示されています」

それが新潟市の古町をアートで盛り上げる「ルネチャレンジ」という取り組みです。

【手部じゅん さん】
「古町の商店街と一緒に私たちも街をつくっていくイメージで活動している」

プロジェクトを手掛ける手部じゅんさんは「街を活気づけてほしい」という商店街からの依頼を受け、4年前から様々な作品を古町に展示しています。

【手部じゅん さん】
「アートと言うと難しい感じがするので、分かりやすくて、すてきだないうところから入ってくれたらいいなと思っている」

そんな中、今回展示作品の一つに選ばれたかんださんの作品。

あえて動物図鑑などは見ず、想像で作られた生き物たちは、同じものは一つとないコミカルな雰囲気に仕上がっています。

【かんだあきら さん】
「けっこう僕の作品は、とぼけているような表情が多いのかなと思っている。ストレスフルな時代、ちょっとでも見てホッとするようなものは作っていきたい」

かんださんの作品展示は3月末まで。唯一無二の愛くるしい生き物たちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする