ノンバイナリーの高校生が校内暴行を受け翌日に死亡 学校は通報すらせず

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頻繁にいじめを受けていた生徒が、女子グループと喧嘩に。入院の末に死亡していたことを、『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。

アメリカ・オクラホマ州の高校に通っていたネックス・ベネディクトさん(16)は、女の子として生まれたが、ノンバイナリー(性自認が男性・女性のどちらにもはっきりと当てはまらない人)として暮らしていた。それが原因で一部の生徒に嫌われ、学校でいじめを受けることも少なくなかったという。
7日にはノンバイナリーの友人とトイレを利用したが、年上の女子生徒ら3名にからまれて喧嘩が勃発。騒ぎに気づいた学校職員が慌てて間に入ったが、ひどいダメージを受けたネックスさんは、自力で保健室に移動することもできない状態だった。

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目撃者の保護者がメディアの取材に応じ、学校職員が警察への通報を怠ったこと、また救急車を呼ぶことすらしなかったことを公表した。
帰宅したネックスさんを病院に連れて行ったのは親族で、病院から警察に通報したのも身内だったとみられている。
ネックスさんは手当を受けた後に自宅に戻ることを許可されたが、状態が悪かったため翌日の8日に入院。しかし回復することはなく、同日に息を引き取った。

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ネックスさんはトラブル発生後に身内にメッセージを送信し、「大丈夫、引っかき傷とあざができただけ」「痛みがひどいのでお尻に注射を打ってもらったよ。今朝もまだ目眩がするし、吐き気もある。脳震盪を起こしたのかもね」などと伝えていた。
また喧嘩の原因については「友達も自分もずっといじめを受けてきた。うんざりしたから水をかけてやった。そしたら3人全員に襲われたんだ」と書いており、「なのに学校は通報もしなかった。きっと(学校は)訴えられるだろうね」とも綴っていた。

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ネックスさんが通っていた学校はこのほど声明を発表し、「喧嘩が続いた時間は2分間」「止めに入ったのは生徒1名と教師1名だった」と公表している。 地元警察も捜査を進めているが、死因など詳しいことはまだ分かっていない。
ネックスさんはオールAの成績をとるほど大変優秀な生徒で、料理や動物を愛していたことも伝えられている。

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