隠した太陽の周りに、うっすらと現れる虹色の光の輪。別名“魔のサークル”とも言われているこの現象は「花粉光環」です。これは、空に花粉粒子が浮遊している時に、太陽の光が回折(回り込む)して発生する現象で、太陽を建物や信号機などで隠すと見えることがあります。
春先に現れる“魔のサークル” これが現れた日は花粉症の人は要…の画像はこちら >>
とても幻想的に見えますが…花粉が大量に飛散している証拠で、花粉症の人にとっては、おぞましい光景ともいえます。
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米粒大のスギの花芽(雄花)には、1粒で40万個入っているといわれています。この花芽が開き、気象会社のウエザーニュースによると、九州から東北地方の広い範囲で、本格飛散が始まっているということです。
花粉は特に、・雨上がりの晴れ・空気が乾燥して風が強い・気温が高い日が数日続いた後などに飛散が増えるといわれます。
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29日(木)~3月1日(金)は雨の降る所があり、この雨あがりは気温が上がらなくても風が強めに吹くため、花粉が飛散しやすくなります。また5日(火)の雨の後にも、花粉の飛散が多くなるおそれがあります。
環境省の花粉症環境保健マニュアルでは、メガネは花粉対策用のものでない通常のメガネでも目に入る花粉量を約40%減らし、通常のマスクでも70%ほどは削減できるようです。外出時は、コンタクトレンズではなくメガネにしたり、マスクなどで対策を心掛けることも大切です。
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花粉の飛散予想では、ヒノキ花粉も含めると4月中旬ごろまでは、花粉シーズンとも言えます(北海道はシラカバの花粉が4月下旬からシーズン)。少なくとも後2か月ほどは花粉症の方にとってはつらいシーズンとなりますで、万全の対策を行ってください。