家族旅行中の80歳女性が性被害に 同じホテルに宿泊する男の犯行

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バハマのホテルで宿泊客の女性が性的暴行を受けた事件で、同じホテルに宿泊中だった男が逮捕された。『Fox News』『CTV News』などが伝えている。

1月末、カナダ在住の女性(80)が家族旅行でバハマを訪れた。リゾートホテルに滞在し、家族とともに休暇を楽しんだという。
女性はアルツハイマー病を患っていたため、傍らには常に娘が付き添っていたが、1月28日に事件が起こった。
この日の夜、一家がホテルのレストランで夕食を取っていると、同じく宿泊中の男(61)が飛び入り参加してきた。一家は困惑したが、同郷のカナダから来た旅行者ということを知り、無下にできなかった様子だ。

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夕食後、娘が女性を部屋に連れて帰るために2人でエレベーターに乗ると、先ほどの飛び入り参加してきた男も乗り込んできた。
そして目的の階で先に降りた娘が母親に手を差し伸べたところ、扉が勢いよく閉まってエレベーターは上階へ。女性の行方は、そのままわからなくなってしまったという。
娘がすぐにホテルのスタッフに報告し、家族総出で各階をくまなく捜すも、女性は見つからなかった。

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女性が行方不明になってから45分後、ロビーがある階のエレベーターから女性が男と一緒に降りてきた。娘が急いで駆け付けると、女性は動揺した様子で、手に自身の下着を握りしめていたという。その姿を見た娘は、女性の身に何が起こったのかすぐに悟ったそうだ。
男は待っていた警察官に逮捕され、近くの警察署に連行された。捜査員によると、のちに確認できたホテルの監視カメラには、娘とはぐれた女性が、男の部屋に連れ込まれる様子が映っていたという。

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病院に運ばれた女性がレイプ検査を受けたところ、性的暴行の陽性反応が出た。結果を受けて、男は強制性交の疑いで起訴されている。
『CTV News』がカナダ外務省に問い合わせると、「バハマでカナダ人の男が逮捕されたことは把握しています」と回答があったという。
被害者の代表として各社取材に答えた女性の息子は、「社会的弱者に対して、こんな恐ろしい罪を犯すなど、言葉を失ってしまいます」「高齢者や子供など、立場の弱い人を連れて旅行する際には、十分に気を付けてください」などと注意を呼び掛けている。

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