賃貸物件の「礼金」とは? 「負担やストレスを感じる」は75%

AZWAYは2月16日、「礼金が物件選びにどれくらい影響するか」をテーマとした調査結果を発表した。調査は2023年12月13日~2024年1月4日、10代~60代以上の503人(女性316人/男性184人/その他3人)を対象にインターネットで行われた。

礼金とは賃貸借契約時に借り主から貸し主に支払われる謝礼金のこと。「もし引っ越しをするなら礼金ありの物件に住みたいですか?」と尋ねたところ、「はい」が4.4%、「どちらとも言えない」が36.8%、「いいえ」が58.8%という結果に。多くの人が礼金はないほうが良いと思っていることが明らかに。

また、「礼金の有無が物件の魅力にかなり影響する・やや影響する」と考えている人は8割近く(76.5%)にのぼり、「礼金なし物件」が多くの人にとって魅力的であることがわかった。

続いて、「礼金の支払いについて負担やストレスを感じますか?」と質問したところ、74.8%が「感じる」と回答。また、「礼金のせいで物件を選ばなかった経験がある」という人は49.1%となり、物価の高騰が続くなか、7割以上の人が礼金を負担に思っていると同時に、約半数の人が実際に「礼金が理由で物件を選ばなかった」経験を持っていることがわかった。

最後に、「礼金の有無は賃貸物件を選ぶ際にどのくらい重要ですか?」と質問したところ、59.1%が「非常に重要・重要」と回答。実際に何を重要視するのかを聞くと、1位「家賃」、2位「立地」、3位「間取り」、4位「住宅設備」、5位「敷金・礼金」という結果に。立地や間取り、住宅設備など、日々の生活を快適に過ごす上で欠かせないものが上位にランクインする一方、「家賃」や「敷金・礼金」のようにお金に関する項目も上位にランクインした。

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