9割が転職の際に”ゆるさ”を重視 – 理由は?

ライボの調査機関「Job総研」は、「2024年 転職条件の実態調査」結果を2月26日に発表した。同調査は、2024年2月7日~2月13日の期間、現在職を持つすべての社会人男女603人を対象に、インターネットを用いて行われた。

転職先を決める際、働き方と給料どちらを優先するかを聞くと、「働き方」派が65.8%で過半数を占めた。年代別の回答では20代の「働き方優先」派が71.1%で最多となり、次いで40代(70.3%)、30代(62.3%)、50代(58.6%)と続いた。

キャリアは企業風土に左右されるかを聞くと、「左右されると思う」が83.6%で過半数を占めた。左右されると回答した人にその理由を聞くと、「会社の厳しさ/ゆるさは自分で変えられない」が52.0%で最多となり、次いで「成長へのサポート体制が会社によって異なる」(46.6%)、「職務やプロジェクトへの参加機会が会社ごと異なる」(44.2%)と、上位3つの回答となった。

また、「職場のゆるさ」の定義を聞くと、「出退勤時間・働き方が自由」が55.4%で最多となり、次いで「服装や髪型などの自由度がある」(45.1%)、「ワークライフバランスが保たれている」(44.6%)と続いた。

同回答者に「職場の厳しさ」の定義を聞くと、「失敗への厳しい対応や批判がある」が50.7%で最多となり、次いで「業務への高い要求とプレッシャーがある」(50.6%)、「強い成果主義」(48.8%)という結果になった。

キャリアアップのために転職は必要かを聞くと、「必要だと思う」派が81.7%で過半数を占めた。同回答者に転職する際に求める企業風土を聞くと、「ゆるさを求める」派が86.7%で過半数を占めた。

年代別回答では、「ゆるさを求める」派の40代が89.6%で最多となり、次いで20代(89.0%)、30代(87.2%)、50代が(77.8%)と続いた。転職回数別では、5回以上の「ゆるさを求める」派が93.0%で最多となり、次いで0回(88.5%)、1~2回(87.2%)、3~4回(81.4%)という結果になった。

転職先にゆるさを求める人にその理由を聞くと、「プレッシャーやストレスが軽減される」が65.1%で最多となり、次いで「ワークライフバランスが確保できる」(61.9%)、「転職時に必ずしも給料が上がるわけではない」(41.5%)と続いた。

また、厳しさを求める人にその理由を聞くと、「報酬とキャリアアップの可能性がある」が46.4%で最多となり、次いで「高い目標に挑戦できると思う」(40.9%)、「常にレベルアップを意識できる」(35.5%)が、上位3つの回答となった。

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