毎日のバスタイムに使用するシャワー。実はシャワーヘッドには定期的なお手入れや買い替えが必要であるとご存じでしょうか。
本記事では、TOTOの担当者に、シャワーヘッドの「効果的な掃除方法」や「買い替え時期」についてうかがいました。
同じものを長く使用し続けると、ヘッド部分に水垢やカルシウムなどの堆積物が溜まってしまい、水の出が悪くなる場合があります。
また、目には見えないですが雑菌の繁殖なども気になるところ。
シャワーヘッドを清潔に保つために必要なお手入れ方法について、TOTOの担当者は
「ヘッド部分の水垢やカルシウムの付着を防ぐためには、シャワーヘッドを濡れたまま放置しないことが大切です。普段はぬるま湯に浸した柔らかい布をよく絞り、ノズルを傷付けないように軽く汚れを拭き取ってください」
と、話します。お風呂上がり、シャワーは濡れたまま自然乾燥させている人がほとんどではないでしょうか。軽く拭くだけで、汚れの付着が防止できるとは驚きです。
柔らかい布を使った拭き取り方法以外に、シャワーヘッドのおすすめお掃除グッズについても教えていただきました。
・スポンジ
「柔らかいポリウレタン製のものを選んでください。高性能スポンジや硬めのもの、ネット付きスポンジは表面を傷付ける可能性があるため注意が必要です」
・使い古しの歯ブラシ
「ヘッド部分の周りや水の出る部分に付着した頑固な汚れを掃除するのにピッタリです」
また、「掃除の定番アイテム・塩素系漂白剤などの強力な洗剤の使用は注意が必要です」とのこと。ヘッド部分がさびてしまう場合があるため、メッキ部品や金属部品への使用は控えましょう。
※写真はイメージ
掃除の頻度は水質や使用頻度によって異なりますが、担当者いわく「一般的には月1回程度が理想」とのこと。
「あれ?シャワーの水量減った?」「お湯が変な方向に出てしまう!」
特にこのような状態の場合は、シャワーの吐水部分が目詰まりしている可能性があるので、しっかり掃除をしましょう。
TOTOの担当者が教えるシャワーヘッドの具体的なお手入れ方法がこちらです。
「まずは散水板(水の出る金具部分)を外してフィルターのお掃除をしてください」
1.散水板にねじがある場合はねじを外す。
2.ねじがない場合は散水板を左に回して外す。
3.外した散水板は歯ブラシなどで汚れを落とす。※ネジがないものや散水板が外せないタイプは分解しての清掃はできません
4.ノズル(穴)の汚れが取れない時は、マチ針などで詰まりを取り除く。※ただし、ノズルの周りを傷付けたり破損させたりしないように注意しましょう。
5.仕上げに、乾いた布で拭きる。
※写真はイメージ
定期的な掃除をしても使い心地に違和感がある場合は、買い替えのサイン。では、シャワーヘッドの買い替え時には、どんな点に注意するといいのでしょうか。
「特に注目したほうがいいポイントは『浴び心地」と『節水』です。ちなみに、どちらも両立したTOTOの『コンフォートウェーブシャワー』は、軽快な刺激のある吐水や柔らかくお湯に包まれるような浴び心地の吐水など、バリエーションが豊富です」
また、シャワーヘッドを取り替える際には、メーカ―違いのものを選ぶと別途アダプターが必要になる場合があります。現在使っている製品との整合性の確認を忘れずに購入しましょう。
毎日のちょっとしたお手入れで快適なお風呂時間が手に入ります。ぜひ、今日から実践してみてください。
[文・構成/grape編集部]