普段、我々が何気なく使っている日本語。
しかし、海外の人からすると、ひらがな・カタカナ・漢字という3種類もの文字を使用する日本語は複雑だそうです。
ドイツ人の友達がいる、薄宮の内部(@etpanw_)さんが、X(Twitter)に投稿したエピソードをご紹介します。
日本へ遊びに来たドイツ人の友達とともに、大阪を観光した投稿者さん。
その後、ドイツに帰った友達から、日本在住の投稿者さんに手紙が送られてきたそうです。
手紙には、日本語で文章が書かれていたのですが…。
「ゆりちゃん、私の世界を寂しくなくしてくれてありがとう!!!」
文章の下には、ドイツ人の友達が泣いている顔から、観光を経て、笑顔に変わっているイラストが描かれています。
ドイツ人の友達は、日本に来る前はさびしい思いをしていたのかもしれません。投稿者さんと過ごす時間が楽しくて、観光後は晴れやかな気持ちになったのでしょう。
投稿者さんの使う言語に合わせて、日本語で一生懸命に感謝の気持ちをつづったドイツ人の友達。日本語を通して、心を通わせる2人の友情に、ほのぼのとした気持ちになりますね。
手紙に対し、投稿者さんは「日本語のかわいさに、ギュッとなっていた」とつづっています。
【ネットの声】
・大切な人に伝えたい日本語ですね。
・かわいいし、手書きなところが泣ける。
・普通は『楽しくしてくれて』だと思うけど『寂しい』という、マイナスの言葉を否定することで、パワーのあるいい言葉になっている。
日本語に慣れている日本人では、なかなか出てこない表現でしょう。
複雑だからこそ、さまざまな表現方法があるのが、日本語の魅力。
日本人にとっては、意外と盲点ともいえる『素晴らしさ』なのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]