ノンコイルで、優しく身体を支えてくれるのがウレタンマットレスの魅力、しかし、毎日使うアイテムなのに、「実はお手入れ方法がよく分からない…」と感じている人も多いのではないでしょうか。
「寝具・ふとんの西川」として有名な、寝具メーカーである西川株式会社の公式サイトより、気になる情報をお届けします。
西川株式会社公式サイトでは、ウレタンマットレスの洗濯について、以下のように解説しています。
ご家庭ではお洗濯できませんので、必要な場合はふとん丸洗い専門のクリーニング業者へご相談ください。また、ウレタンフォームだけですと裂けてしまうことがありますので、側地を付けたままの状態でクリーニングしてください。
西川 ーより引用
ウレタン製品には、マットレス以外に敷ぶとんもありますが、洗濯に関する取扱い方法はこちらも同じ。実はウレタンは水に弱い素材で、自宅で使用する際には水濡れ厳禁なのです。
ウレタンマットレスを洗うためには、高い専門技術が必要となります。また業者によって、対応できるマットレスの種類やサイズに条件がある可能性もあるため、依頼前にしっかりと確認しておきましょう。
自分で洗濯できないウレタンマットレス。できるだけ清潔に使い続けるためには、普段どうお手入れすればいいのか悩むところです。
西川の公式サイトがおすすめしているのは、床との接着面をできる限り少なくし、風通しをよくする方法。ウレタン内部に溜まってしまう湿気を、逃がす効果が期待できます。湿気を放置するとカビが生える原因になるので、注意してください。
ウレタンマットレスは、起床後に立てておくのがおすすめです。スペースが確保できない場合は、ふとん乾燥機を使用しましょう。60℃程度までに設定してマットレスを乾燥させれば、トラブル予防につながります。
立てかける場合もふとん乾燥機をかける場合も、お手入れはこまめに行うことが大切です。できれば毎日、乾燥させるように習慣付けましょう。
ちなみに、ウレタンマットレスに付属している側地(ウレタンを包んでいる生地)は、洗えるものと洗えないものに分かれます。ファスナーを下げると内部に洗濯表示タグがあるため、内容を確認したうえでお手入れしてください。
寝心地のいいウレタンマットレスですが、どうお手入れすればいいのか分からないまま、汚れを放置してしまうケースは決して少なくありません。洗濯や乾燥に関するルールをしっかりと頭に入れて、長く快適に使い続けましょう。
[文・構成/grape編集部]