愛知県の三河地方に春を呼び込む「鬼祭り」が、愛知県岡崎市で行われました。まるで寺の本堂まで燃やしてしまいそうにも見える、厄落としの「迫力の炎」。
“鬼” の最年少は小学4年生 炎が厄を焼き尽くす…奥三河に…の画像はこちら >>
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17日、岡崎市滝町の瀧山寺(たきさんじ)で行われたのは、鎌倉時代から続く「鬼祭り」。この寺では、鬼は「人々に幸せをもたらす存在」として伝わり、主役となる3人の鬼は、毎年地元の男性の立候補で決まります。今年の最年少は、小学4年生の中根健斗くんです。
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あたりが暗くなると、祭りはクライマックス。大松明(おおたいまつ)の点灯や長刀(なぎなた)の舞があり、そして暗転。およそ3000人が見守る中。鐘やホラ貝の音が鳴り響く本堂を、白装束を身にまとった男たちが松明を抱えて駆け巡ります。そこに現れるのが、右手にまさかり、左手に松明を持った3人の“鬼”。
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火は災いを焼き尽くすといわれ、燃えさかる炎の熱気と煙に包まれながら、見物客たちは厄を落とします。やがて鬼が五穀豊穣を祈る丸餅を手に、再び現れたところで祭りは最高潮に。
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(見物客)「すごい迫力でした」「炎とか迫力があってすごかった」「自分の町の伝統が見られて良かった」
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祭りの後、見物客らは縁起物の松明の一部を持ち帰り、一年の幸福を祈りました。「鬼祭り」が終わると、三河地方には春がやって来ます。
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