性別適合手術を受けた夫に妻が殺意 殺し屋に始末させた容疑で逮捕に

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永遠の愛を誓い合ってから、約10年。普通に暮らしているように見えたカップルの暮らしが完全に破綻するまでの経緯を、『Times of India』などインドのメディアが伝えている。

インド・テランガーナ州で暮らす女とその夫は、2014年に結婚し娘にも恵まれた。ただ結婚当初からダウリー(持参金)をめぐる言い争いが絶えず、「もっと金を出せ」と夫が女を責め立てることもしばしばだった。
だがその後、夫の態度は徐々に変化。ある時ついに「私はトランスジェンダー女性として生きたい」と言い出し、女を驚かせた。

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女は戸惑ったが夫の決意は固く、性別適合手術を受けて男性名を放棄。女性名を名乗るようになり、トランスジェンダーの女性として暮らし始めた。
さらに生計を立てる手段として物乞いするようになり、大事な娘まで巻き込んで手伝わせようとしたという。
その一方で、夫は教師として働く女の職場にもたびたび出没。喧嘩をふっかけるなどして騒ぎを起こしたせいで、女は大事にしていた仕事を失った。
これらトラブルを経て愛情を感じなくなった女は、夫に消えてほしいと思うようになったそうだ。

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「夫に死んでもらいたい」と考えた女は殺し屋を数名雇い、大金を支払って殺害を指示。引き受けた殺し屋は2023年12月11日に夫に会いに行き、一緒に酒を飲んだあと窒息死させた。
女は自然死に見せかけて逃げ切ろうとしたが、当局は検死を行い「殺害された可能性が高い」と判断。ただちに女の身柄を確保し事情を聞いたところ、女は犯行を自供した。
警察は殺害に関わった2名を特定して逮捕に踏み切り、関与したとみられる別の3名の行方も追っている。
夫がなぜ結婚前に「トランスジェンダー女性だ」とカミングアウトしなかったのかなど、不明な点も多い。父を失い母を逮捕された娘は、現在8歳だという。

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