北海道の1か月予報 気温は高め 来週前半は4月並みの陽気に

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向こう1か月の北海道は、寒気の影響を受けにくく、北海道地方の気温は高めで経過する見込みです。特に期間のはじめは気温がかなり高くなり、来週前半には広く4月並みの陽気となるでしょう。春に向けて雪解けは順調に進みそうですが、日本海側など積雪の多い地域ではなだれや融雪災害などに注意が必要です。
1週目(2月17日~23日) 期間の前半は4月並みの陽気に

今日15日、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。今日は、北海道の南を通過する低気圧や前線の影響で太平洋側を中心に湿った雪が降り、ふぶく所もあるでしょう。予想される降雪量は明日(16日)夕方までの24時間に40センチに達する見込みで、局地的な大雪による交通障害や湿った雪による電線への着雪に注意が必要です。明日は一時的に冬型の気圧配置となり、日本海側で雪が降る見込みです。北よりの風が海上から入りやすい札幌圏など石狩湾周辺では昼頃にかけて雪の降り方が強まる恐れがあります。なお、明日の午後には次第に高気圧の圏内となるため、日本海側の雪もやむ所が多くなる所が多くなるでしょう。その後、17日(土)と18日(日)は、日本の東に中心を移す高気圧が勢力を強めて北海道付近に張り出す見込みです。南から暖かい空気の入りやすい気圧配置となり、18日から19日(月)にかけては日中の最高気温が4月並みまで上がるでしょう。季節外れの暖かさとなりそうですが、19日から20日(火)は低気圧や前線が通過する影響で道内は広く雨主体の降水となる見込みです、積雪の多い地域でのなだれや融雪災害などに十分注意してください。
2週目(2月24日~3月1日) 寒さが戻る 体調管理に注意
日本海側は、平年と同様に曇りや雪の日が多いでしょう。一方、太平洋側やオホーツク海側では平年と同じく晴れる日が多くなる見込みです。現状では、この期間の平均気温は各地とも平年より低くなる予想です。この期間はシベリア方面の高気圧が一時的に勢力を強めて日本付近に張り出すでしょう。大陸からの寒気が入りやすくなるとのことで、北海道地方には今日15日に22日頃からの約5日間を対象とした低温に関する早期天候情報が発表されました。来週は季節外れの暖かさとなりますが、この期間は一転して寒さが戻りますので、体調管理などに十分注意して下さい。
3~4週目(3月2日~3月15日) 寒さは解消 この時季本来の気温に
引き続き、日本海側では平年通り曇りや雪の日が多く、太平洋側とオホーツク海側では晴れの日が多くなるでしょう。気温は平年並みか高くなるでしょう。2週目に北海道に南下する寒気は次第に緩み、シベリア高気圧の東への張り出しも弱まる見込みです。この時期になると冬型の気圧配置が長続きする可能性は低くなり、雪解けは例年より早く進むかもしれません。少しずつ春の足音が聞こえる時季となりますが、内陸を中心に朝晩の寒暖差が大きくなる日もありそうです。気温の大きな変化によって体調を崩さないように気をつけましょう。

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