柴犬が、散歩帰りに『毛玉』を発見し…? その正体に「本当によかった」「感動」

柴犬の、もみじちゃんと暮らしている、さぼてん(@MishLichia)さん。
2022年の掲載当時、X(Twitter)に結婚記念日のエピソードを投稿し、多くの人の心を温めました。
同日、18回目の結婚記念日を迎えた、さぼてんさん夫婦。
夫婦で旅行に出かけることも検討しましたが、あえて何もせずに過ごそうと決め、普段通りに朝から愛犬の散歩に出かけたといいます。
散歩が終わり、自宅マンションの敷地に戻ってきた時のこと。
敷地内で、もみじちゃんが毛玉のようなものを発見しました。
もみじちゃんは、毛玉のようなものを、しきりに気にします。
さぼてんさんが毛玉のようなものの正体を確認すると…なんと、ハムスターでした。
ハムスターは、とても弱っていて、浅く呼吸をするだけで、ピクリとも動かなかったそうです。
その後、さぼてんさんはハムスターを保護しました。
ハムスターの様子から「保護をしたものの、ダメかもしれない」と思ったという、さぼてんさん。
ハムスターは長時間、野外でうずくまっていたようで、体のいたるところにフンが付着していたといいます。
さぼてんさん夫婦は「できることはしてあげよう」と、ハムスターの体を優しく拭いてあげました。
すると、鼻の周りをぬぐった瞬間、ハムスターが小さな鳴き声を上げたといいます。
その声を聞いて、さぼてんさん夫婦は「助かるかもしれない」と希望を感じ、ハムスターの世話を続けました。
ハムスターを保護して、4時間半が経過した頃。ピクリとも動かなかったハムスターが、ご飯を食べられるほど回復したのです!
その姿がこちら。
その後、さぼてんさん夫婦は、保護したハムスターについての貼り紙を作成し、近所で飼い主を探したものの、誰からも連絡はなかったといいます。
「飼い主が現れるまでは、うちでお世話しよう」と決めた、さぼてんさん夫婦。
早速、ペットショップでハムスターの飼育用品を買いそろえました。
心優しい夫婦に保護されたハムスターの表情は、どこかホッとしているように見えますね。
18回目の結婚記念日に、予期せぬ出会いをした、さぼてんさん夫婦。
ハムスターと出会ったことについて、このようにつづっています。
もしどこかに出掛けていたら、帰宅後、悲しい発見になっていたかもしれません。
引き合わせてくれた、愛犬に感謝です。
忘れられない結婚記念日になりました。
その後、ハムスターは日に日に体力を取り戻し、元気に暮らせるように。
さぼてんさん夫婦は「人と命をつなぐ」の意味を込めて、ハムスターにツナグくんと名付けました。
元気になったツナグくんの様子
元気になったツナグくんの様子
2年以上が経過した、2024年2月現在、ハムスターを見つけた柴犬のもみじちゃんは12歳になり、元気に暮らしているそうです。
ツナグくんは、出会いから1年ほど、家族の一員として元気に暮らしていましたが、2023年5月に、虹の橋を渡ったといいます。
結婚記念日という特別な1日に、もみじちゃんが発見してから、さぼてんさん夫婦のもとで、生をまっとうしたツナグくん。
ツナグくんはもちろん、さぼてんさん家族にとっても、かけがえのない幸せな時間だったことでしょう。
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[文・構成/grape編集部]

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