インフルエンザ発生数 10万人超え 今年に入り増加止まらず 乾燥対策を

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今日2月9日、厚生労働省は最新の「インフルエンザ発生状況」を発表しました。今年に入って患者数は徐々に増え、直近の1週間では10万人を超えています。太平洋側を中心に空気の乾いた状態が続いており、体調管理に十分注意が必要です。
インフルエンザ患者が右肩上がりで増加 相次ぐ学級閉鎖
厚生労働省から今日9日に発表された最新の「インフルエンザの発生状況」によりますと、5週(令和6年1月29日~2月4日)のインフルエンザの指定医療機関の報告数は「111,501」でした。右肩上がりで増え続けており、今年に入って初めて10万人を超えました。都道府県別の感染状況では、最も多いのは福岡県、次いで神奈川県、大阪府で、福岡県では1医療機関あたりの患者数が50人を超えています。また、全国の学級閉鎖数は4,911に上り、今シーズンに入って最多となっています。
空気がカラカラ 湿度30%以下の所も

太平洋側や内陸部を中心に、空気の乾いた所が多くなっています。15時までの最小湿度は、岐阜市と高知県四万十町窪川で24%と最も低く、群馬県前橋市と広島市で30%などとなっています。火の元、夜間の火の後始末に注意するのはもちろんですが、空気が乾くと喉の具合が悪くなったり、インフルエンザにかかりやすくなります。手洗いやうがいを励行し、加湿器を使うなど、体調管理に十分ご注意ください。
空気が乾燥 インフルエンザに注意

湿度が低くなると、ノドの粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなります。インフルエンザを予防するには、次のようなことを心がけてください。① 外出時はマスクを着用し、人の多い所への外出を控えましょう。高齢者や慢性疾患を抱えている方、疲れ気味、睡眠不足の方は、特に注意が必要です。② 外から帰ったら、手洗いやうがいをしましょう。インフルエンザだけでなく、一般的な感染症予防のためにも、おすすめです。③ 室内では、加湿器などを使って、適度な湿度(50~60%)を保ちましょう。④ 栄養バランスの取れた食事と、十分な睡眠をとるよう、心がけましょう。体の抵抗力を高めることができます。それでも、インフルエンザにかかってしまった場合は、安静にして、十分な休養や水分をとり、早めに医療機関を受診してください。

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