木更津東高に最優秀賞 魅力ある県立学校づくり大賞 小中学生とファッションショー

県教委は2023年度の「魅力ある県立学校づくり大賞」に7校を選び、県庁で表彰式を行った。最優秀賞には小中学生をモデルにファッションショーを開き、地域活性化に貢献した木更津東高校(木更津市)が輝いた。
県教委教育政策課によると、08年度から顕彰を始め、16回目となる今回は13校から応募があった。
木更津東高校は、同市の市制施行80周年記念事業として行った「子どもが主役のファッションショー」が高く評価された。家政科の生徒が、公募した小中学生30人に合わせた衣装を作り、ヘアメークも実施。野外ステージで開かれたショーに約2千人が来場した。
冨塚昌子教育長から表彰された同科2年の堤晴夏さん(17)は「活動を通して行動力や実践力が付いた。やってきたことが認められてうれしい」と笑顔。同科2年の黒沢心菜さん(17)は「子どもたちの好みがそれぞれ違うので、納得できるデザインにするのが大変だった」と振り返った。
特別賞は2校。下総高校(成田市)は、特定外来生物のアメリカナマズを原料に有機液肥の培養に成功した。市原特別支援学校つるまい風の丘分校(市原市)は、全校生徒で地域の清掃活動や野菜の販売会などを行った。
冨塚教育長は「各校がこれからも子どもたちの可能性を広げる教育活動にまい進することを期待する」と話した。
優秀賞は千葉工業高校(千葉市中央区)、仁戸名特別支援学校(同区)、長生特別支援学校(一宮町)、野田特別支援学校(野田市)。

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