期待と使命感 鈴木大主将慢心なし キャンプ終え千葉で再始動 ジェフ千葉

「周りから期待されているからこそ今年は難しい。危機感を持ってやっていきたい」。J2ジェフ千葉で4季連続主将に就任したDF鈴木大輔は、2009年以来のJ1復帰を目指す今季に向けて神妙な面持ちで意気込みを語った。
チームは4日まで沖縄県南城市で約2週間のキャンプを実施。2日間のオフを挟んで再開した7日の練習はミニゲームなどで約2時間体を動かした。エースFW小森飛絢ら主力も欠けることなく充実した様子で、鈴木大主将は「練習試合もこなすことができてコンディションは整ってきた。新加入選手ともコミュニケーションを取れている」とうなずいた。
小林慶行監督1年目だった昨季はシーズン6位で6年ぶりにJ1昇格プレーオフに進出。前年の10位から躍進し「戦い方の土台はつくれた」と自信をつかんだ一方、今季は周囲からのプレッシャーがのしかかる。
公開練習では多くのファンやサポーターが見学に訪れている。「今年は開幕前から一緒に戦ってくれている感じがする。緊張感も出るし助かる」と感謝しつつ慢心はない。「まだ僕たちは何も成し遂げていない。監督も『チャレンジャーだぞ』と常々言っている。勘違いすることなくやれるかが、今年のポイントになる」
18日にプレシーズンマッチのちばぎんカップでJ1柏レイソルと対戦し、25日にホームで山形とのリーグ開幕戦に臨む。「去年は(シーズンの)前半戦を落としたのが反省点。勝負強くならないと」。開幕ダッシュを目指し、集中を高める。

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