8歳男児含む少年グループが留守宅に侵入し逮捕 盗みやドラッグ…の画像はこちら >>
家に押し入られ、さまざまな物を盗まれた夫婦。通報を受けた警察が容疑者グループを逮捕したが、住人が意外な決断を下していたことを、タイのメディア『Thaiger』などが伝えている。
15日、タイ・ウドーンターニーで暮らす男性(42)と妻が久しぶりに帰宅。しかしいざ家に入ると中は荒れ放題で、バイク、自転車、多数の電化製品、カラオケアンプなどが盗まれていた。
妻と留守にしていた期間は、約2週間。そのあいだに何者かが家に入ったのだと確信した男性は、最寄りの警察署に行き、被害届を提出した。
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現場には、犯人の私物がいくつか残ったままだった。警察はあちこちについていた指紋など証拠を調べ、17日には少年5名を特定し逮捕に至った。
5名のうち、最年長の容疑者Aは17歳。最年少の男児は8歳という幼さだった。容疑者らは「確かに自分たちがやった」と認め、手元に残っていた盗難品はすべて男性とその妻に返却した。
Aは男性宅に人がいないことに気づき、年下の友達を誘って侵入したと告白。5名のほぼ全員がメタンフェタミンを摂取してハイになっていたと供述している。
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8歳男児の祖母はこのほど一部メディアの取材に応じ、複雑な家庭環境に言及。「あの子の母親は刑務所にいます。父親はいますが、子供の世話はしようともしません」「まさか孫がドラッグや盗みに走るとは思ってもいませんでした」と述べた。
祖母は今回の件で孫との関わりについて深く考えたもようで、「今後はよりしっかり世話をしてやりたい」とも語っている。
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被害を受けた男性とその妻は、少年らの年齢を知って被害届を取り下げることを決意。ただ保護者らに対しては「もっと子供たちをしっかり見てあげてほしい」と呼びかけている。
タイでは未成年による犯罪が増加しており、軽犯罪とはいい難いケースも少なくない。このケースについて報道で知った人たちからは、「若い犯罪者に甘い」「決して良いことではないと思う」といった声が上がっている。