わかる人にはわかる1枚 撮影した理由に「理解したわ」「不穏すぎる」

スマートフォンやSNSの普及によって世間に広まった『映える』という言葉。
誰もが手軽にオシャレな写真を撮影できる現代で、美しい光景や、エモーショナルないわゆる『エモい』ものをSNSでシェアするのも一興です。
2024年2月5日、低気圧の影響を受け、首都圏で大雪が観測されました。
地域によっては、冬に雪が降るのはなんら珍しいことではないでしょう。しかし、年に一度降るかどうかの首都圏では、貴重な経験といえます。
積もるほどの大雪を受け、首都圏の人たちは慣れない状況に戸惑う一方で、雪景色を楽しんだり、雪遊びを行ったりしたようです。
そんな中、X(Twitter)に1枚の写真を投稿したのは、酉越くろう(@Torikoshi960)さん。
「雪の東京の『映えスポット』に来たよ」
珍しい雪景色を撮影し、『映える』写真をSNSに投稿する人が相次いだ、この日。
酉越さんはある場所へと赴き、雪が降った東京都内で一番『映える』であろう光景を撮影することにしたのだとか。
SNSに投稿されるやいなや、多くの人から反響が上がった1枚をご覧ください!
そう…酉越さんが向かったのは、1860年に起こった『桜田門外の変』の地!
『桜田門外の変』が勃発したのは3月ですが、季節外れの雪が降っていたことで有名です。
「雪で視界が悪かったため、襲撃が成功した」という説があるほどの、大雪だったといわれています。
大老の井伊直弼が襲撃された日にタイムスリップしたかのような、従来のイメージとは異なるものの、ある意味『映える』1枚。
現に、酉越さんの『映えショット』は多くの人の心をつかんだようで、5万件を超える『いいね』が寄せられました!
・一見美しい光景なのに、歴史を知っていると不穏すぎる。
・最初は「普通のきれいな写真じゃん」って思ったけど、看板を見て理解したわ。
・発想に吹いた。雪の日にあえてこの場所を撮るセンスが好き。
首都圏で大雪が降った日にしか撮ることのできない、『歴史好き』の心を震わせる貴重な光景。
人の心を突き動かすという点で、『映えポイント』は非常に高いといえるでしょう!
[文・構成/grape編集部]

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