カブは冬の人気野菜の1つ。煮物やお漬物など幅広く楽しめます。難点は束で買うと余りがちになってしまうことです。そんな時には思い切って丸ごと冷凍してしまいましょう。冷凍保存と解凍のコツをご紹介します。
野菜室に入れておいてもいつの間にかしなびてしまい、食べ頃を逃してしまう野菜はありませんか。束で買うカブもその1つ。できれば無駄なく食べたいと考えるでしょう。丸ごと冷凍保存することで、食べたい時にすぐ食べられるようになります。
「根菜を丸ごと冷凍しても大丈夫?」という心配があるのなら、冷凍食品や加工食品を多く取り扱うニチレイフーズ(@nichirei_foods)の公式Xが伝授するコツを参考にしてみてください。
煮るととろりと美味しい「かぶ」は、丸ごと冷凍がおすすめ1ヵ月も美味しさ長持ち根と葉に切り分けたら皮をむき、1つずつラップに包みます。冷凍用保存袋に入れて冷凍を10秒くらい流水解凍したら、加熱調理したり、生のまま食べたりしてもOK詳しい方法https://t.co/WhEskSWrxJ pic.twitter.com/y5Ls2LjxoX
丸ごと冷凍をするといっても、冷凍庫にポイと放り込むのはNGです。ニチレイフーズの投稿では、下ごしらえをした上で冷凍保存をしていました。ただ、それほど手間がかかる下ごしらえではなく、空き時間にサッとできるような手軽なものです。
最初にカブの根と葉を切り分けます。実から葉が完全に取れるように、実と葉の根元部分から切り落としてください。切り口を平面にするイメージできれいに切り離せます。
次に皮をむきます。皮は冷凍すると変色しやすいためです。タテ方向にストンと切り落とすか、ヨコ方向にクルクル巻くように向いていくかはお好みでどうぞ。
また、カブは皮の近くに繊維質が多く含まれています。やわらかい食感が好きな人は厚めにむくとおいしくいただけますよ。
皮をむいたカブをラップで1つずつ包み、フリーザーバッグに入れれば下ごしらえ完了です。冷凍庫に入れて保存しましょう。
冷凍した場合、1か月ほどは保存できるとのことです。それだけの時間があれば余りがちなカブもすべて食べられそうですね。
冷凍したはいいものの、解凍に失敗すると風味や食感が損なわれてしまうのが悩みという人もいるかもしれません。ニチレイフーズは解凍方法も教えてくれました。
解凍方法はいろいろありますが、冷凍したカブは「流水解凍」だそうです。そして驚くべきことに、その時間はたったの10秒なのだとか。
10秒の流水解凍で完全に解凍されるわけではないのですが、調理をすることには何の問題もありません。加熱調理をするもよし、サラダやお漬物のように生で食べるのもよしと、冷凍する前と同様の調理ができます。
カブの冷凍保存や解凍方法についてさらに詳しく知りたければ、ニチレイフーズの公式ページを参考にしてみてください。便利な小分け冷凍技やおすすめの使い方なども紹介されています。
冬の食卓に欠かせないカブも、この冷凍保存と解凍方法を知っていればいつでもすぐに食べられます。これからは「カブを買いたいけど余らせるかも」と思っても、心配せずに楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]