“オズの国”でイチゴ狩り 童話テーマに、温室内で宝探しも 八千代・京成バラ園

八千代市の京成バラ園で、物語の世界に浸りながらイチゴ狩りするイベント「オズの国のストロベリーハント」が開かれている。造花やオブジェで装飾された華やかな温室内で、宝探しと摘み取り体験が同時に楽しめる。イチゴはバラ科の植物のため、花の栽培技術や経験を生かし、果実そのものの味にもこだわっている。
童話『オズの魔法使い』がテーマで、魔法使いの秘密のイチゴ園を訪れた設定。ガイドがテーマパークさながらの案内で物語の世界に誘う。
参加者は摘み取りと並行して、温室内に隠された「氷の歯車」を探す。見つけた人には景品があり、その会の参加者全員が、急速冷凍した「フローズンストロベリー」を食べられる。
温室内の品種は「ベリーポップ すず」「恋みのり」「よつぼし」「紅ほっぺ」の4種類。専用の容器に入るだけ摘み取った後、飲食スペースで座ってゆっくり味わう。
通常のレーンの約半分の高さのキッズレーンも備え、小さな子どもでも大人に抱かれることなくイチゴ狩りを楽しめる。
技術を活用しイチゴの味にもこだわる。ミストを使った湿度管理やLED、炭酸ガス発生装置を使って光合成を促進することで、甘さを引き出している。イチゴはバラ科の植物のため、病気や害虫対策で共通する部分があり、ノウハウを活用した低農薬栽培を行っている。
イチゴ園の武内俊介園長は「甘さをため込んでいる今の時期がおすすめ」と来園を呼びかけた。
開催は4月までの毎週火木土日曜。土日祝日2800円、平日2500円。

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