サラダや付け合わせに大活躍の「キャベツの千切り」。ただ切るだけ、と思いがちですが、ちょっとしたコツを意識すると、よりおいしく美しく仕上がるでしょう。醤油メーカーとしておなじみのキッコーマン公式サイトより、キャベツの千切り方法を紹介します。
キャベツを千切りにする際に、「自己流でなんとなくやっている」という人も多いのではないでしょうか。「形がそろわず美しくない…」と悩んでしまうのは、その方法が間違っているからなのかもしれません。
キッコーマンが運営する「ホームクッキング通信」より、基本の千切り方法をマスターしましょう。まずは葉をはがす手順を確認してみてください。
1.外葉をむく。
2.キャベツを裏返し、包丁の刃を斜めにして芯の周りに切れ目を入れる。
3.そのまま芯の周囲にそって、ぐるりと刃を入れていく。
4.芯を取る。
5.芯のほうから1枚ずつていねいにはがしていく。
6.はがした葉を流水やボウルに張った水でサッと洗う。
7.太い芯の部分をV字に切って、切り離す。
8.葉を半分に切る。
キッコーマン「ホームクッキング通信」 ーより引用
続いては、カットの手順です。定番のふわふわ食感に仕上げたい場合の切り方は、以下を参考にしてみてください。
1.繊維の向きをそろえて、数枚の葉を重ねる。
2.繊維を断つように切る場合は、繊維が横向きになるように調整しつつ、手前からしっかり巻いていく。
3.巻き終わった状態。
4.繊維が横向きになるように巻いた葉を片手でしっかり押さえながら、端から1㎜ほどの幅で切っていく。
キッコーマン「ホームクッキング通信」 ーより引用
シャキシャキ食感がお好みの場合は、以下の手順がおすすめです。
1.繊維の向きをそろえて、数枚の葉を重ねる。
2.繊維にそって切る場合は繊維が縦向きになるように巻きます。包丁は端から入れるため、繊維に対して並行に切っていくことになります。
3.繊維が縦向きになるように巻いた葉を片手でしっかり押さえ、端から1㎜ほどの幅で切っていく。
4.事前に切り離した芯は斜めにし、繊維を断ちながら薄く切る。
キッコーマン「ホームクッキング通信」 ーより引用
繊維の向きに対してどう包丁を入れるかで、食感が変わります。ぜひ参考にしてみてください。
急いでいる時には、「いちいち葉をはがしている時間がない」ということもあるでしょう。この場合は、4分の1サイズのキャベツをそのまま切っていくのがおすすめです。
芯を斜めに切り落としたら、色味を目安におよそ3つに分けましょう。外側と中央の葉は大きいため、真ん中で半分にカットしてから千切りにします。繊維の向きをそろえて1㎜幅にカットしてください。中心部分の葉は小さいので、そのまま切ってOKです。
「これまで、キャベツの千切り方法を意識したことがなかった…」という人も多いのではないでしょうか。ほんの少しポイントを意識するだけで、キャベツの千切りはよりおいしくなります。
キッコーマンが紹介する手順を参考にして、ぜひ1ランク上の仕上がりを目指してみてください。
[文・構成/grape編集部]