日本のカレーの定番食材であるジャガイモ。
ほくほくしておいしいですが、カレーはじっくり煮込んでつくる料理であるため火が通り過ぎて煮崩れしてしまうこともしばしば。
ジャガイモの種類の選び方やカレーにおすすめのカットの仕方、荷崩れを防ぐ方法など、カレーのジャガイモをもっとおいしく食べるためのテクニックをご紹介します。
ジャガイモには「粉質」の品種と「粘質」の品種があります。
「粉質」とは煮崩れしやすい性質を指し、「粘質」とは煮崩れしにくい性質を指します。カレーに入れるジャガイモの品種を選ぶ際は、その品種がどちらの特性を持つかを知ることが一つの基準に。
ハウス食品公式サイト ーより引用
粉質のジャガイモを代表するのは「男爵」という品種です。
丸みのある形をしていて、ほくほくとした食感が特徴です。
食べた時に口のなかでほろりとほどけるようなおいしさが魅力ですが、カレーなどの煮込み料理では煮崩れしやすい面も。
男爵が煮崩れてとろりとした質感になったカレーもおいしいですが、しっかりと形の残ったジャガイモを味わいたい場合には工夫が必要です。
煮崩れしにくい粘質のジャガイモの代表格は「メイクイーン」という品種です。
細長い形をしていて、ほくほくした男爵に対しこちらはねっとりとした食感が特徴です。
カレーに入れても煮崩れしにくく、ジャガイモ本来の味わいを楽しめる品種となっています。
ジャガイモが煮崩れせず形が残った状態のカレーを楽しみたいならメイクイーン、ジャガイモが溶けてとろりとした食感のカレーを楽しみたいなら男爵と、品種を使い分けることで理想のカレーに近付きやすくなるでしょう。
ジャガイモの煮崩れを防ぐには、大きめにカットするのが効果的です。
煮崩れしやすい男爵は、4~5㎝角の大きめのサイズにカットするのがおすすめです。
逆に煮崩れしにくいメイクイーンは大きくカットするとそのままの大きさで残ってしまうので、もう少し小さいサイズにカットすると食べやすいです。
もう1つのテクニックとしては、ジャガイモ全体に油をまわしてコーティングする方法があります。
ジャガイモを炒める際にしっかりと油をまわし表面をコーティングすることで、水分がしみ込みにくくなり、煮崩れを防止できます。
ハウス食品公式サイト ーより引用
煮込んでいる間、あまりかき混ぜすぎないようにするのも大切なポイント。
ジャガイモの品種選びやカットの仕方、炒め方や煮込み方など、さまざまなポイントを押さえてもっとおいしいカレーに仕上げましょう!
[文・構成/grape編集部]