【中部】ハワイのカウアイ島出身の県系3世、キャシー・ヒヤネ・ブラウンさんが沖縄の親戚を探している。現在は米ワシントン州のワットコム・コミュニティーカレッジの学長。祖父の「ヒヤネ・セイホ」さんは1908年4月にハワイへ渡ったという。移民の調査事業に取り組む県立図書館によると、氏名の漢字表記は「比屋根清芳」、童名(わらびなー)は「蒲(カマ)」とみられ、具志川間切高江洲村(現うるま市高江洲)に住んでいた可能性が高い。ブラウンさんは2月に来沖する。(中部報道部・平島夏実) ブラウンさんによると、セイホさんは1889年2月16日生まれ。セイホさんの母もハワイに移り住んだという。 県立図書館の調べでは、パスポート渡航記録のデータベースで同じ生年月日の「比屋根蒲」さんがいる。本籍地は具志川間切高江洲村804番地で、渡航時は18歳。その後、同じ番地から母の比屋根ウシさんもハワイに向かったという。 さらに「オアフ具志川村人会」の1956年の資料で、具志川村高江洲(当時)出身の「比屋根清芳」さんが確認できるという。 ブラウンさんは沖縄の中高生の短期留学を後押しするため、学長として2月27日から5泊6日で来沖し、県内6市村と協定を結ぶ。 留学を20年以上支えてきた中城村の喜舎場静夫さんは「仕事を探して移民した県人の孫が今、沖縄の子どもたちの教育のために動いてくれている。すごいロマンを感じる」と話した。 問い合わせは喜舎場さん、電話090(9785)3370。沖縄の親戚を探しています ハワイ出身の県系3世、ブラウンさん…の画像はこちら >>
キャシー・ヒヤネ・ブラウンさん(提供)