高濃度PCB廃棄物を処分 千葉県、鴨川で行政代執行 不法投棄されたものか

千葉県は24日、人体に有害な高濃度ポリ塩化ビフェニル(PCB)廃棄物の行政代執行による処分を鴨川市役所敷地内で実施した。
県廃棄物指導課によると、処分したのは、高濃度PCBを含有する電子機器コンデンサー1台。昨年4月に同市の旧天津小湊清掃センター内で見つかり、安全に保管するため市役所の旧電気室に移していた。不法投棄されたものとみられ、元々の保管者は不明という。
PCBは1968年のカネミ油症事件の原因にもなった化学物質。コンデンサーや変圧器などの高濃度PCB廃棄物は法律により2022年3月末までに処分するよう定められている。県は昨年度にも大多喜町と野田市で放置されていたコンデンサー計3台を代執行により処分している。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする