能登半島地震で消失の永井豪記念館、原画やフィギュアなど展示物は焼失せずに現存「耐火対策が功を奏したものと…」

能登半島地震によって石川県輪島市で発生した大規模火災で消失した同市出身の漫画家・永井豪さんの功績を伝える「永井豪記念館」の展示物が焼失せず、現存していることが25日、明らかになった。
この日、永井さんと永井さんのダイナミックプロダクションが公式ホームページで「輪島市立永井豪記念館に関する重要なお知らせ」の表題のもと、「この度の能登半島地震におきまして被災されたみなさんにこころよりお見舞い申し上げます。本日に至るまで永井豪記念館および永井豪、弊社に対しましてやむことなくたくさんのご心配とお見舞いのお言葉を頂戴しております。本当にありがとうございます」とした上で「永井豪記念館を管理・運営しております輪島市観光課よりご連絡いただきまして、本日1月25日午前中に観光課のご担当者さまが記念館内部に立ち入り調査をしましたところ、弊社からお貸し出ししている原画およびフィギュア等の展示物は焼失せずに現存しておりますことが確認されました。なお現在は輪島市により安全な場所へ移動のうえ保管されているとのことです」と公表した。
「建設時に、既存の建物の改築に加え、原画等の展示棟を増築したのですが、その際に施された耐火対策が功を奏したものと思われます。十分に対策をとっていただいた輪島市のみなさんにも心よりお礼申し上げます」と焼失を免れた理由を説明した上で「詳しい状態などはまだ調査中とのことですが、ご心配いただきましたみなさまにまずご一報をということで、輪島市のお許しを得まして、こちらで公表させていただきます。引き続き被災地では人命と生活が第一の活動が続けられております。続報が入りましたらまたこちらでもしくは輪島市よりみなさんにお知らせいたしますので、この件につきまして輪島市への取材は厳にお控えいただきますようお願い申し上げます」とした。
同記念館は2009年に開館し、今年開館15周年で市などは記念事業を計画していた。名誉館長は永井さんが務めている。永井さんは、巨大ロボットが活躍する「マジンガーZ」のほか、「デビルマン」などの名作を生み出した。

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