日本能率協会総合研究所は、高齢者男女を対象に「お金」をテーマとした自主企画調査結果を1月18日に発表した。同調査は、2023年9月22日~10月6日の期間、60歳から90歳までの男女2,500人を対象に、郵送調査にて行われた。
「推し活」の認知度について調査したところ、高齢者の半数近くが「推し活」を認知していることがわかった。
女性60代前半が最も認知率が高く、「知っているし、自分自身「推し活」をしている」(14.2%)、「知っているし内容をよく理解しているが、「推し活」はしていない」(69.9%)と、あわせて8割強が内容も含め認知していることが明らかに。また、女性の方が推し活の認知度は高く、また男女ともに年齢が上がるにつれ認知度は低下。
1カ月あたりの消費金額について尋ねたところ、最高額は男女ともに「食品」(男性:12.596円・女性:15,865円)という結果に。男性の2位は「趣味・レジャー」(6,007円)、女性は「美容」(6,070円)であった。
以降、男性は3位「外食」(5,767円)、4位「交際費」(4,811円)、5位「アルコール類」(3,935円)と続き、女性は3位「衣類・ファッション小物」(5,781円)、4位「外食」(5,271円)、5位「交際費」(4,483円)と続いた。
男性2位の「趣味・レジャー(※旅行を除く)」は、男性60代前半の平均額が最も高く「7,212円」となり、女性と比べると、加齢に伴う支出減少が小さいことがわかった。
また、女性2位の「美容(美容院・化粧品等)」は、女性60代前半の平均額が最も高く「7,155円」に。1カ月の消費金額の平均を男女で比較すると、いずれの年齢層でも女性が男性の2倍以上高いという結果になった。