「古き良きアメリカ」の世界観 星野リゾート、千葉県内初進出 浦安に新ホテル、TDR利用者狙う

星野リゾート(長野県軽井沢町)は、浦安市にホテル「星野リゾート 1955東京ベイ」を6月20日に開業すると発表した。昨年末で営業を終了した東京ベイ東急ホテルの建物を改装。内装は世界初のディズニーランドが開業した1955年ごろの米国の世界観をモチーフにした。夜遅くや早朝の食事提供のほか、東京ディズニーリゾート(TDR)への無料シャトルバスを運行するなどパーク利用者をターゲットに据える。
星野リゾートによると、千葉県内への進出は初。建物のオーナーから運営の打診があった。
ホテルは地上18階、地下1階で客室数は638室。TDRを出た後も余韻に浸れるよう、米ディズニーランド開業当初の「古き良きアメリカ」を表現した。
客室は落ち着きのある色彩を大胆に組み合わせた。フロントと同じ2階には、24時間利用可能なパブリックスペースも用意。50年代に流行したデザインのインテリアや色使いを凝らし、靴を脱いで休憩できる場所や半個室のスペースも設ける。
TDR利用者に向け、夜遅くの到着や早朝の出発に合わせた食事の提供もする。カフェテリアは午後11時まで営業する予定で、丼物や軽食を販売。ビュッフェを提供するレストランは、早朝午前6時から営業する予定となっている。
また、無料シャトルバスをJR新浦安駅やTDRとの間で運行する。
公式サイトですでに宿泊予約の受け付けを始めた。宿泊料は2人利用時で1人9千円から。
星野リゾート担当者は「テーマパークの一つのエリアにいるかのように非日常的な世界観に没入してもらい、より旅を楽しめる滞在を提供したい」と述べた。

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