三菱自動車工業が2024年2月に日本で発売するピックアップトラック「トライトン」は、ウインタースポーツを愛好するアウトドア派の相棒としても最適なクルマとなりそうだ。三菱自動車が製作したコンセプトカー「スノーシュレッダー」(SNOW SHREDDER)を取材してきた。
○特別装備の内容は?
トライトンは三菱自動車が1978年に発売した「フォルテ」をルーツとする1トンピックアップトラック。発売から5世代にわたり計560万台超を生産し、約150の国と地域で販売してきた世界戦略車だ。日本に入ってくるのは通算6世代目となる新型モデルで、後席があって5人まで乗れる「ダブルキャブ」というタイプとなる。グレードは「GLS」と豪華版「GSR」の2種類。価格は498.08万円~540.1万円だ。
「スノーシュレッダー」は「ピックアップトラックだからこそできるスノーシーンでの冒険」を表現したカスタマイズモデルだと三菱自動車。ベースとなっているのは「GSR」グレードだ。荷台の活用術や積載方法の提案がトライトン購入希望者、特にウインタースポーツが好きな人たちには大いに参考になるだろう。特に雪道走行性能に特化したセッティングを施しているわけではないらしいが、そもそもトライトンは悪路に強いのが持ち味。スノーボードなどを積んで冬山に出かけるのにもってこいの1台だといえる。
カスタムには三菱自動車の純正用品のほか、サードパーティーから調達したアイテムも使用している。スノーシュレッダーの説明書きを見ると、エクステリアの装着パーツのうち純正用品は「ホイールアーチモール(18.26万円)」「サイドドアガーニッシュ(10.56万円)」「アンダーライドプロテクション(4.84万円)」「トレーラーヒッチメンバー(19.14万円)」の4点。「グリルエンブレム(ブラック)」「シュノーケル」「フロントプロテクションバー」「サイドプロテクションバー」「リアプロテクションバー」は参考出品とのことだ。