JRA通算1918勝を誇る元トップ騎手・藤田伸二容疑者(51)が北海道・ススキノの繁華街で男性に暴行を働いた疑いで逮捕されたことが18日、明らかになった。
北海道警札幌中央署によると、藤田容疑者は18日午前4時37分ごろ、札幌市中央区の路上で、札幌市北区の会社役員男性(52)の頭髪をつかむなどの暴行を加えた疑い。同5時29分に暴行容疑で現行犯逮捕された。現場は自身が経営する飲食店の前の路上だった。容疑を否認しているといい、署が当時の状況などを確認している。2人に面識はなく、それぞれ飲酒状態だった。容疑者は「手を出していない」と説明しているという。
藤田容疑者は、JRA重賞93勝を挙げた名ジョッキー。1996年にフサイチコンコルドに騎乗して日本ダービー、97年にはシルクジャスティスで有馬記念を制するなど、G1は17勝している。15年に現役を引退後は生まれ故郷の北海道でバーを経営。自ら接客を行うこともあった。昨夏、バーを訪れた女性によると「気さくに競馬の話をしてくれたし、なぜか腹筋も触らせてくれました。バッキバキでした」と振り返る。
自身のXやYouTubeチャンネルなどから積極的に情報を発信。今月初旬には、お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品(31)とのネット上でのバトルが話題に。藤田容疑者は8日、粗品が100万馬券を的中させて得た2400万円の払戻金全額を能登半島地震の被災地へ寄付したことに「金額まで伝えて稼いでる自慢… 悲しい奴やな… こう言う奴は嫌いだ」「俺みたいに50歳越えて守るものなけりゃ、今生きれる金があればいいんだよ!」などと批判。粗品も反撃して、炎上した。
粗品はこの日、自身のXで当時の藤田容疑者の書き込みを引用。「粗品の呪い」と投稿した。