世界体操団体金メダル 千葉選手、杉本選手に知事賞

熊谷俊人知事は17日、昨年の世界体操選手権男子団体総合で金メダルを獲得した日本代表メンバーの千葉健太選手(27)=順大出、セントラルスポーツ=と杉本海誉斗選手(23)=市船橋高出、相好体操クラブ=に「千葉県知事賞」を贈った。2人は今夏のパリ五輪に向けて「団体で金メダル、個人種目でもメダルの獲得を目指す」と誓った。
同選手権は昨年10月、ベルギーで開催。初めての代表だった千葉選手は序盤の種目でミスが出たが見事に持ち直し、補欠から急きょの出場になった杉本選手は得意の平行棒で高得点をマークするなどして、8年ぶりの世界一に貢献した。
「失敗から立ち直り最後まで粘れた。いい経験ができた」と千葉選手。杉本選手は「ミスのない自分らしい体操をアピールできた」と振り返った。
知事賞受賞に「ありがたい賞でうれしい」「光栄に思う」と喜んだ2人。気持ちはパリ五輪出場がかかる春の選考会に向かっており、千葉選手は「代表入りのための練習方法が確立できた。今はいかに練習で追い込めるかが大切」と話し、杉本選手は「質の高い練習をして、ミスのない演技をしたい」と張り切った。
熊谷知事は2人に表彰状やトロフィーなどを手渡し「苦しい流れの中で我慢しながら演技を重ね、最後に中国を抜いての優勝に勇気と感動をもらった。パリという大舞台でも2人の素晴らしい演技を見たい。県民とともに応援する」と期待した。

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