岐阜県各務原市の洋菓子店が、発達障害などがある人の描いた絵をデザインに取り入れたチョコを日本最大級のショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」限定で販売します。このチョコに込められた思いとは。
「アムール・デュ・ショコラ」で限定販売 シェフが魅了されたか…の画像はこちら >>
濃厚なチョコレートの上に転写シートを被せると、そこに浮かび上がってきたのは…。(TAKIMOTO 滝本真シェフ)「招き猫とか、めっちゃかわいい。一般的に描けない絵。描けそうで描けない絵。素敵だなと思う」
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各務原市の洋菓子店「TAKIMOTO(タキモト)」、この日は社長の滝本真シェフが新たな取り組みに挑戦していました。(滝本シェフ)「チョコレートの柄として障害者の描いた絵を転写・色づけして販売する」障害者支援団体「TASC(タスク)岐阜」が開いた展示会で目にした、発達障害などがある人が描いた絵に魅了され、6つの作品をチョコのデザインに取り入れることに。
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作品が選ばれたうちの1人、岐阜県の前川梨沙子さん(26)。発達障害がある前川さんは、幼少期から花の絵を描くのが得意でした。(前川さんの父 前川栄一さん)「きれいに塗れたね」(梨沙子さん)「はい」(栄一さん)「素敵に描けたよ」(梨沙子さん)「ありがとうございました」
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デザインに採用されたのは、スズランやマーガレットなどの花が描かれた、こちらの作品。(栄一さん)「(作品の採用は)本当にびっくりな話。どんな風になっていくんだろう。それを食べていただける人たちが、どんな風に思ってくれるのかな」
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試行錯誤の末に完成したチョコがこちら、お味は…。(梨沙子さん)「おいしい!」(栄一さん)「こんなおいしいチョコレートに絵を入れていただけるなんて、ありがたい」
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そして、18日から始まったショコラの祭典、アムール・デュ・ショコラ。TAKIMOTOのブースでチョコを購入した人は。(購入した人)「障害者の方とのコラボだと言っていたので。それも買ってみようと思った。かわいいですよ。個性がある感じがして」(店員)「一番売れています」売る人も買う人も、どちらにも笑顔をもたらした個性あふれるデザインのチョコ。アムール・デュ・ショコラで2月14日まで販売されています。