治安維持へ決意新た 荻野目洋子さん国歌独唱 千葉県警年頭視閲

千葉県警は16日、千葉市美浜区の幕張メッセで、士気を高めて治安維持に全力で取り組む決意を新たにする新年恒例の「年頭視閲」を行った。県警創立150周年を迎える今年は佐倉市出身の歌手、荻野目洋子さんが国歌を独唱し「さらなる飛躍を心から願っている」と警察官を激励した。
今年は元日に起きた能登半島地震の援助隊派遣対応のため一部規模を縮小。一般の見学者約1500人が観覧する中、機動隊や警察犬部隊の警察官277人が各部隊の隊旗を先頭に入場し、一糸乱れぬ力強い行進を披露した。宮沢忠孝県警本部長は、オープンカーで整列した各部隊を巡閲し「治安維持への強い決意のもと、さらに力強く職務にまい進してもらいたい」と呼びかけた。
◇被災地支援「最大限」
同日、県警本部で今年最初の署長会議も開かれ、宮沢本部長が今年の重点目標は「安全安心を実感できるくらしの実現」と各署長や県警本部の幹部ら153人に訓示。「重要凶悪事件の早期摘発やサイバー空間の脅威に対する対策を推進してほしい」などと求めた。
能登半島地震にも触れ、今後も現地の状況を見ながら被災地の支援に「最大限取り組む」と述べた。

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