昨年12月27日にステージ4のすい臓がんを患っていることを公表した経済アナリストで、スポーツ報知コラムニストの森永卓郎氏(66)が、16日までに長男で経済アナリストの森永康平氏のYouTubeチャンネル「森永康平のリアル経済学」に出演し、近況を明かした。
病室から「只今、がんと闘うための準備段階として入院中です」と切り出した卓郎氏は、「最悪の状態は昨年の12月29日です。その時は意識が朦朧(もうろう)として立ってもいられない。動けもしない、何も食べられない。ひどい状態だったんですけれども、新しい薬が、たまたま私と相性が良くて、その薬を飲んでから、元には戻っていないんですけど、普通にしゃべれるようになってきました」と振り返った。
今後について、「1週間入院を続けて、そこで退院をする予定になっています」といい、「勝負は再来週。一応、今の段階ではラジオのスタジオに顔を出せたらいいなとは思っています。それを目標に頑張ります」とラジオ番組出演への意気込みを語った。
その上で、「最悪は脱して、いま原稿も書いています。ひどい状態、今すぐ死ぬという状態ではなくなっています」と体調が持ち直したことを伝えた。長男から「年末、死にかかっていたもんね」と振られると、「本当に、生まれて初めて、死ぬなって思いました」と話した。
今回は、最近の父親のテレビ出演が電話取材の声だけの対応だったため、康平氏のSNSに多数のメッセージが届けられたそうで、康平氏は「息子特権で本人に登場してもらって、親父の顔を見てもらいたかった」と動画出演に至った経緯を明かした。最後には親子の会話で、笑顔も見られた。