冬型の気圧配置が強まり、新潟県の上・中越の山沿いでは大雪となったほか、下越と佐渡では雪を伴った強い風が吹きました。冬型の気圧配置は次第に緩みますが、気象台は引き続き高波に注意するよう呼びかけています。
【齋藤正昂アナウンサー】
「午前8時の新潟市中央区。強い風とともに雪が降り続いていて、視界も悪くなっています。道行く車もライトをつけて慎重に走っているのがわかります」
上空に寒気が流れ込み冷え込みが強まった県内。
最低気温は三条市でー2.3℃など、8つの観測地点で今シーズン最低を更新しました。
また、佐渡市相川で風速18.8m/sを観測するなど強い風も吹きました。
【街の人】
「結構軽めの雪。風が吹くと舞い上がってしまって、それで視界が悪くなることがあった」
一方、上・中越の山沿いでは大雪となり、午後5時現在の積雪は津南町で116cm、妙高市関山で95cmなどとなっています。
積雪76cmとなった湯沢町では自宅前の雪かきに追われる人の姿が見られました。
【雪かきをする人】
「風があるからどうしようもない。吹きだまりになって」
【雪かきをする人】
「とにかく風が強すぎる。それだけ体に堪える」
この影響で関越道の一部区間と平行する国道17号の一部区間が一時通行止めとなりました。
また、佐渡市では車がスリップする事故も発生しています。
この冬型の気圧配置は次第に緩み、大雪の峠は越えましたが、海はしけていて波の高い状態が続く見込みです。
新潟地方気象台は18日にかけて高波に注意するよう呼びかけています。