サトウのごはんを加熱せずに食べると…? 製造元の注意喚起に「そんな事態に」「温め必須」

仕事で忙しい時や、時間に余裕がない時、頼りになるのがサトウのごはん。
電子レンジでわずか数分温めるだけで、おいしいお米が楽しめる画期的な商品ですが、「そもそも絶対に温めなければだめなの?」と疑問に思った経験はありませんか。製造元の公式回答を紹介します。
サトウのごはんを製造しているのは、サトウ食品株式会社です。サトウのごはんの販売をスタートしたのは、1988年のこと。以降35年以上にわたって、多くの顧客に愛され続けています。
そんなサトウ食品に、消費者からよく寄せられるのが「加熱せずに食べることはできるのか」という質問なのだそう。確かに、冷たいままのごはんで構わないのなら、わざわざ電子レンジで温めなくてもよいのでは…と思いがちです。
しかしサトウ食品によると、サトウのごはんは「必ず電子レンジで加熱調理してお召し上がりください」とのこと。その理由として、お米に含まれている「でんぷん」の状態について解説します。
ごはんの主成分であるでんぷんは、米の状態(生でんぷん)では人は消化できません。これを炊飯による加熱でごはんの状態(糊化でんぷん)にすると、消化できるでんぷんとなります。しかし、これを放置するとでんぷんは徐々に生でんぷんに近い状態(老化でんぷん)になり消化できなくなります。
「サトウのごはん」はこの状態で店頭に並んでいます。老化でんぷんは再度加熱することで糊化でんぷんにもどります。ですから、「サトウのごはん」は必ず加熱してお召し上がりください。
サトウ食品 ーより引用
サトウのごはんを加熱しないまま食べた場合、消化不良を起こしてしまう可能性も。人によってはお腹を下してしまうリスクもあるので、十分に注意してください。電子レンジが使えない場合、以下のような方法で温められます。
・鍋にお湯を沸かして湯せんする
・チャーハンやオムライスといった「炒め飯」にする
湯せんで温める場合、十分な量のお湯の中で、ふたをしない状態で15分以上加熱します。この時、フィルム面を上にしましょう。炒め飯にする場合はパックを開けて、お米と具材を一緒に油で調理します。全体にまんべんなく火が入るよう、しっかりと調理してくださいね。
普段の食事にも、災害時にもあると便利なサトウのごはん。自宅にいくつかストックしておくと安心です。食べる時の注意点を守って、よりおいしく安全に楽しんでみてください。
[文・構成/grape編集部]

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