前明石市長の泉房穂氏と政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・午前8時)に生出演した。
泉氏と田崎氏は昨年12月29日に同番組にそろって出演し白熱した激論を展開しネット上で大反響となった。それ以来の同番組での「共演」となった。
番組では、自民党が10日、臨時総務会を開き、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、総裁直属機関として政治刷新本部の設置を決定したことを伝えた。
スタジオでは、今回の刷新本部が「何を変える?」をテーマに議論した。泉氏は「最低限、企業団体献金に対する廃止ぐらいやらないと国民は納得しないと思います」と提言した。
さらに田崎氏へ「田崎さんがちゃんとこの場でコメントで企業団体献金の廃止を今、言いはったら、世論は作られますけど、田崎さんが若干、まだまだご遠慮気味なので、ご遠慮なさらずにもっとはっきり言いはったらいいかなと私は期待しますけどね」と要望した。
この発言に田崎史郎氏は「企業団体献金が存続している理由のひとつは、政治活動は誰にでも許される。誰でも政治活動ができるんだ、と。個人にもあるし企業にもあるという考え方なんです。企業団体献金といっているように企業献金だけでなく団体献金も含まれるんです。その団体というのは組合であり宗教団体であり様々な団体なんです。そこに政治活動の自由はないのか?という論点もあるんだと思います」と解説した。その上で企業団体献金を「禁止するのは難しいだろうなと思います」と指摘していた。