神奈川に出現した自販機、何かがおかしい… 自販機マニアも「見たことない」と絶賛

「自動販売機」と聞くと、大半の人が「飲み物を販売する機械」を思い浮かべることだろう。その形状・デザインに関しても、馴染み深いフォルムを連想するはず。
しかし以前X(旧・ツイッター)上では、あまりに予想外すぎるデザインをした自販機に「最高すぎる」と、称賛の声が多数寄せられていたのだ。
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今回注目したいのは、会社員として働く傍ら、およそ15年で10,000枚以上の自販機の写真を撮り続けている自動販売機マニア・石田健三郎さんが投稿した1件のポスト。
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「登戸のコーヒー屋さんが先日設置した自販機、見た目が最高すぎます」と綴られた投稿には1枚の写真が添えられており、写真には正に「スチームパンク」の世界観を体現したかのような、SF感あふれる自販機が収められていたのだ。自販機には「珈琲」の2文字が確認できる。

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一度見たら忘れられないデザインの自販機は人々に衝撃を与えており、件のポストは投稿から数日足らずで10,000件以上ものリポストを記録するほど。
他のXユーザーからは「大正時代に、蒸気機関で動いてそう」「この自販機、ずっと見てられるな」「めちゃくちゃ素敵な自販機」「映画の世界かと思った」など、称賛の声が多数寄せられていた。
前出の通り、ポスト投稿主・石田さんはXでの情報発信やメディア出演を通じて自販機の魅力を発信する人物で、五畿七道に「自動販売機マニア」としての名を轟かせている。

そんな石田さんから「『こんな自販機見たことない』というのが率直な感想です」「これまで15年近く自販機を見続けてきました。本体の色合いを変えるなど、自販機のラッピングを変更するケースはたくさん見てきましたが、このように『自販機そのものに部品を追加するなどダイナミックに装飾』するものは非常に珍しいです。俗にいう『スチームパンク』と呼ばれる見た目をしており、眺めているだけでも楽しい自販機ですね」という批評が得られたのだから、件の自販機がどれだけ珍しいかが窺えるというもの。
そこで今回は、自販機が設置された神奈川県川崎市の「トランサイド珈琲」を運営する「原田管理商会」に、詳しい話を聞いてみることに。
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登戸のコーヒー屋さんが先日設置した自販機、見た目が最高すぎます pic.twitter.com/KTb17GwcKC
自動販売機マニア(石田健三郎) (@jido__hanbaiki) November 25, 2023
話題の「スチームパンク自販機」は焙煎豆を販売しており、2023年11月14日より設置されたもの。

自販機のデザイン詳細について、原田管理商会の担当者は「トランサイド焙煎工場(こうば)にて使用している焙煎の窯からインスパイアを得て、大海原に繰り出す船や『海底2万マイル』の世界感のように驚異と冒険に満ちた旅を得て、珈琲がその場で焼きあがっていくようなワクワク感を楽しんでほしいです!」と語る。

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石田さんのX投稿を受けて自販機に新たに興味を抱いた人々に向け、担当者は「トランサイド珈琲は読売ランド前駅のカフェ・ド・シュロの隣にある工場で焙煎しています。こちらの自動販売機のインスピレーションの基となった焙煎窯を見られるほか、淹れたての珈琲も味わえますので、ぜひいらしてみてください」と笑顔のコメントを発信。

さらには「(今回話題となった)2号機とはまた違ったイメージのトランサイド自動販売機1号機もありますので、訪れた際にはぜひチェックしてみてください」とのメッセージも得られたのだった。
時期や詳細は未定だが「第3の自販機」の構想も進行中とのことで、こちらも期待が高まるというもの。味覚だけでなく「視覚」でも楽しめるトランサイド珈琲に、ぜひ足を運んでみてほしい。

【店舗詳細】

「トランサイド珈琲」
神奈川県川崎市多摩区登戸2432-1

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秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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