「余震でキャンセルが…」被災した飲食店 営業再開も約50件のキャンセル【新潟市】

能登半島地震で被災した新潟市の飲食店では10日、夕方の開店にむけて仕込みをするスタッフの姿が見られました。

【籐や 渡邉洋介 店長】
「お客さんの笑顔が見れたらいいなと思います」

新潟市西区の飲食店で店長を務める渡邉洋介さん。地震発生の翌日、目にしたのは…

【籐や 渡邉洋介 店長(1月2日)】
「ボトルキープの方のボトルが全部下に落ちた」

2日に予定していた新年の営業開始を見送り、客で賑わうはずの年始は片付け作業に追われました。

【籐や 渡邉洋介 店長(1月2日)】
「(店内を見たときは)もう、愕然として…笑うしかなかったですね」

幸い建物自体に被害はなく、片付けを終えた店は1月3日から営業を再開。

【籐や 渡邉洋介 店長】
「(客から)『通常に営業できるようになって良かったね』というのがありましたね。これから頑張ります」

【記者リポート】
「こちらの倉庫では大きな棚が傾き、物が散乱したということで、新たに支える棒をつけるなど地震対策を施しています」

使えなくなった商品や食器などの被害は7万円ほどだったと言いますが、それ以上の打撃が…

【籐や 渡邉洋介 店長】
「9日の地震があってすぐ、お客さんのキャンセルの電話が2本くらいありました」

相次ぐ余震などを受け、これまでに約50件の予約がキャンセルとなり、不安な日々は続きます。

【籐や 渡邉洋介 店長】
「知り合いの飲食店とかが傾いたりして、営業できなくなっているっていうのを聞くと心が痛む。みんなが安全に住めるようになることを願っています」

被災した事業者の再建はまだ始まったばかりです。

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