ヤマザキパン、被災地での迅速対応の「秘密」 明かされたエピソードに感極まる…

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石川県能登地方で発生した「令和6年能登半島地震」(M7.6、最大震度7)は、人々に大きなショックを与えた。安否不明者も多く、被災地は緊張感に包まれている。
そんな中、ネット上では山崎製パンの取り組みが話題を呼んでいて…。
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ことの発端は、1月3日に投稿された石川県公式X(旧ツイッター)のポスト。「国等からの緊急物資を皆さんのもとへ一刻も早くお届けできるよう、産業展示館で発送作業を進めています」という投稿には、ヤマザキパンのトラックに積まれた大量のパンを自衛隊員が運び出す写真や動画が添えられていたのだ。
国等からの緊急物資を皆さんのもとへ一刻も早くお届けできるよう、産業展示館で発送作業を進めています。自衛隊の皆さんご協力ありがとうございます。個人からの義援物資は、受け入れ態勢の準備中です。準備でき次第、県HPなどでご案内いたします。https://t.co/67J9l7vtHM pic.twitter.com/JXJynLlFrD
石川県「もっといしかわ」 (@motto_ishikawa) January 3, 2024
ヤマザキパン公式サイトには、「大規模災害の発生に際して、被災地への緊急食糧の供給を行うことは、食品企業としての当社の社会的使命と考えています」と記載されている。その言葉通り、同社は過去にも大規模な災害が発生した際、いち早く物資を届けていた。

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今回の「令和6年能登半島地震」での迅速な対応はネット上でも話題に。
「困ったときにすぐ駆けつけてくれる、アンパンマンのような存在」「東日本大震災でも、トラックいっぱいのあの行動には勇気をもらいました」「いつも被災地にパンを迅速に送ってくれる」「感謝示すためにヤマザキパン買おう」など、ヤマザキパンの取り組みを称賛する声が多数あがっている。
能登半島での食料支援に関して、山崎製パン株式会社に取材した。その結果、様々な舞台裏が明らかになったのだ…。

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山崎製パン株式会社の担当者によれば、同社独自で支援活動をしているわけではないという。担当者は、能登半島での食料支援の経緯に関して、「農林水産省から大手パンメーカーが加盟する業界団体『日本パン工業会』に緊急食糧要請がありました。同団体から当社に依頼があり、それに応じる形でパンを供給させていただいております」と説明する。
今回も、ヤマザキパン、敷島製パン、フジパンの3社が対応にあたった。業界総出で被災地を支援しているとは何とも感動的なエピソードである。
その点を頭に入れつつ、被災地に提供したパンの個数を尋ねたところ、担当者からは「1月2日分は約7,700個、1月3日分は約4万個供給しております。日本パン工業会を通じて、石川県産業展示館に一括してお届けしました」という回答が寄せられている(※1月4日の取材時点)。
被災地では今も多数の安否不明者がおり、油断できない状況が続く。そんな中、大手パンメーカーによる取り組みは被災地の人の支えになるはずだ。

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斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

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