3連休が明けると冬休みが終わり、多くの学校が再開します。地震による被害のあった新潟市の小学校では教職員が復旧作業に追われています。
【杉山萌奈アナウンサー】
「新通小学校、4階にある6年生の教室です。地震により教科書やファイルがロッカーから落ちて床に散乱しています。今、先生たちが一人一人の名前を確かめながら、元に戻す作業を行っています」
天井がはがれ落ちる被害も出た新潟市西区の新通小学校。
特に被害の大きかった5・6年生の教室がある4階を中心に、1月5日朝から教職員が後片付けをしていました。
【新通小学校 塩入寛子 先生】
「子どもたちはショックかなと思う。自分の大事なものがこんなふうになっているので、なるべく元どおりにして子どもたちを迎えたい」
校舎を増築した時にできたつなぎ目の部分には損壊が見られたため、業者の工事が入るまではゴム板を敷き詰めることで対応します。
【杉山萌奈アナウンサー】
「児童・職員550食分を作る給食室です。現在、水が出ない状況です」
【新通小学校 津野恵 栄養教諭】
「地震直後は、この部屋が全て水浸しになるような感じ。柱と床の継ぎ目から水が噴出していた」
配水管から水が漏れ、給食室では現在も断水が続いています。
6日からの3連休中に応急処置として仮の水道管を取りつける工事を行う予定ですが、10日の給食開始日までには終わらない見込みです。
【新通小学校 津野恵 栄養教諭】
「パンと牛乳と災害用のカレーを使用した給食。水とガスを使わないで提供出できるものをと考えている。子どもたちは家で怖い思いをしたと思うので、なるべく早く通常通りの給食が運営できるように早く直るのを願う」
【新通小学校 浅野秀之 校長】
「(保護者から)すでに親戚の家に避難していて登校できないという連絡も受けている。私たち教職員ができる作業は児童登校前にやる」
一方、隣の小学校では…
【杉山萌奈アナウンサー】
「新潟市西区の新通つばさ小学校です。校舎に被害はありませんでしたが、グラウンドが液状化により2m以上にわたって陥没しています。これにより立ち入り禁止の状態が続いています」
【冬休み中の児童】
「サッカーをしに来たけど、グラウンドが使えなくて悲しい」
新潟市の小学校では学校が再開する9日に向けて急ピッチで復旧作業が続いています。