元日を襲った地震。官公庁でもいつもと違う“仕事始め”となりました。
【記者リポート】
「知事の年頭挨拶を前に職員たちが集まってきました。一方、1日の地震を受けて、多くの職員はいわゆる“防災服”を身につけたまま出席しています」
県は1月4日が仕事始めの日ですが、元日の地震を受け、多くの職員はすでに対応に追われています。
今年は災害対応優先とする中、約150人の職員が集まり、花角知事の年頭の挨拶を聞きました。
【花角知事】
「県民の生命・健康・財産を守るのが県政の一丁目一番地だと思う。引き続きの災害対応、関係部署でしっかりと取り組んでいただきたい」
花角知事はその後の庁議でも「緊張感を持って危機管理に当たってほしい」と幹部職員に指示しました。
【花角知事】
「災害はいつ起きてもおかしくないということを改めて実感した。防災・減災対策を進めていかなければならないという思いを強くしている」
こうした中…
【新潟市 中原八一 市長】
「今年は厳しい新年の幕開けとなった」
地震により多くの住宅被害が出ている新潟市。中原八一市長は職員を前に「今後は災害復旧や生活再建のフェーズに入る」と話し、被災者が日常生活に戻れるよう対応を求めました。
【新潟市 中原八一 市長】
「職員の皆様も、健康にも十分留意してこの1年力を合わせて頑張ってまいりましょう」
一方、災害対応に当たりながらも、今年、明るい話題を待ち望むのは佐渡市です。
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「世界遺産は非常に大きなチャンスであると考えている」
佐渡島の金山は今年夏ごろに開かれる世界遺産委員会で世界遺産に登録されるかが判断される見込みです。
【佐渡市 渡辺竜五 市長】
「佐渡に来た人が感動して、この島にもう一度来たいと思っていただける世界遺産の街づくりに取り組んでまいりたい」
各自治体はそれぞれの課題を前に、安全で活力ある街づくりを誓いました。