能登地方に「大雨警報」 土砂災害に警戒 北陸は夕方から雨や雷雨 4日は雪の所も

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3日11時現在、石川県能登地方に「大雨警報」が発表されてます。夕方以降、北陸では雨の範囲が広がり、局地的に雷が鳴りそうです。令和6年能登半島地震で、地盤が緩んでいる所がありますので、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要です。4日午前中にかけては、気温が下がって、雪やみぞれの降る所もありますので、できる限りの寒さ対策も心がけて下さい。
石川県能登地方に「大雨警報」発表中

令和6年能登半島地震により、大きな被害が発生した能登半島。1月1日16時10分頃の石川県能登地方の地震により、石川県で最大震度7、新潟県で最大震度6弱、富山県と福井県で最大震度5強を観測しました。これらの県の揺れの大きかった地域では、地盤が脆弱になっている可能性が高くなっています。このため気象庁は、これらの地域では当分の間、各気象台が発表する「大雨警報・注意報」の発表基準(土壌雨量指数基準)について、通常基準より引き下げた暫定基準を設けて1月1日より運用しています。3日11時30分現在、雨雲レーダーを見ますと、能登半島に雨雲がかかり始めています。強い雨ではありませんが、地盤が緩んでいる可能性があるため、少しの雨でも、土砂災害が発生する危険性が、通常の状態より高まっているおそれがあります。3日11時現在、石川県能登地方には「大雨警報(土砂災害)」が発表されています。4日朝まで、土砂災害に警戒が必要です。
土砂災害の前触れは

土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。1つめは、がけや地面にひび割れができることです。2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
4日朝 雪が降る寒さ 北風で体感温度はダウン 対策を

北陸では、3日夕方以降、雨の範囲が広がり、局地的に雷が鳴るでしょう。日付が4日に替わると、標高の高い所を中心に、雨が雪に変わりそうです。さらに、雪ではなく雨が降る所でも、気温がグンと下がるでしょう。4日の最低気温は、珠洲市4℃、輪島市・金沢市・福井市・富山市で5℃、新潟市で6℃の予想です。さらに北よりの風が強まるので、体感温度は気温の数字より下がりそうです。低体温症を防ぐためにも、できるだけ暖かくしていただきたいですが、被災地では、暖房器具が使えない場合も多いと思います。そこで、以下のような方法がおすすめです。風を通しにくい上着の中に、新聞紙を入れるだけでも、保温効果が高まります。マスクがあれば、感染予防だけでなく、顔の保温にもなりますので、ぜひ使ってください。首元にマフラーやタオルなどを巻く、手首や足首を覆って風を入れないようにするだけでも違います。さらに、ダンボールがあれば、床に敷くだけでも、床から伝わる冷たさが和らぎます。寒さで体調を崩さないようにするためには、できる限り、体から熱が逃げないよう、心がけてください。

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