高級ホテルの部屋から消えた1億円強の指輪 意外な場所で発見さ…の画像はこちら >>
このたびミステリー映画のような事件がフランスのパリで起こったが、思わぬ結末を迎えていたことが話題になっている。イギリスの『The Guardian』やフランスの『France 24』が報じた。
12月8日、パリの観光スポットのひとつであるヴァンドーム広場にあり、市内のなかでも格式高いホテルの「オテル・リッツ・パリ」で、事件が発生した。同ホテルの客室から、75万ユーロ（約1億1,800万円）の指輪が紛失したのだ。
その部屋に宿泊していたのは、マレーシアから訪れた実業家の女性。テーブルの上に置いて数時間外出したところ、戻ってみると指輪がなくなっていたという。
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スタッフと女性が通報し、警察は客室への不法侵入および窃盗の可能性を視野に入れ、捜査が開始された。
しかし、指輪の行方が分からなくなってから2日後、事件は思わぬ結末を迎えた。セキュリティ担当者が掃除機の真空ゴミパックの中に、指輪を発見したとホテルが発表したのだ。
ただしホテル側は、「この事実だけでは、実際に何が起こったのか疑念を払うことはできない」としている。
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無事に指輪が見つかり女性は大変喜んでいるようで、「誠実さとプロフェッショナルな精神を持ち、日々捜索に協力して下さったスタッフの方々に感謝しています」とメディアに述べた。
女性は9日に所用のためロンドンに移動していたが、近いうちにパリに戻って指輪を受け取る予定だ。ホテルはお詫びとして3泊分の無償の宿泊を提案したものの、女性はこれを断っている。
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オテル・リッツ・パリでは、これまでもたびたびトラブルが起こっていた。
2018年にサウジアラビアの王室家族が滞在した際には、スーツケースから80万ユーロ（約1億2,600万円）相当のジュエリーが盗まれていた。
また、その数ヶ月前には武装した男5人組が、ホテル内のショーケースに飾られていた400万ユーロ（約6億2,800万円）の宝石を盗んで逃走していた。