糖尿病で両脚切断した女性が「義足を買う資金盗まれた」 容疑者…の画像はこちら >>
善意の寄付が集まったことから、欲しかった義足を手に入れることにした女性。「これでまた歩ける」と考え楽しみにしていたが、肝心の寄付金を盗まれてしまった。悲しい事件について、タイのメディア『Thaiger』などが伝えている。
タイのクアン・カヌンで暮らす女性(63)には、脚がない。糖尿病を患ったせいで2021年に片脚を、続いて2023年にもう一方の脚を切断するはめになったからだ。
それでも「自分で歩きたい」と願っていた女性のため、近所で暮らす親切な人たちが資金集めを開始。そのおかげで女性は必要だった1万3,000バーツ(約5万3,080円)を手にし、12月26日に念願の義足をつける予定だった。
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その大事なお金を盗まれ、女性は慌てて通報。容疑者は、近くの家で暮らす15歳未満の少年だった。
お金が盗まれた翌日、容疑者が買ったばかりとみられる新しい携帯電話を持っている姿を、関係者らが目撃。またベッドの上に並べた紙幣を撮影して、SNSにアップしていたことも一部メディアが伝えているが、いつどのようにお金を盗んだかなど経緯は分かっていない。
慎重に調べを進めた警察は、同容疑者がお金を盗んだと示す証拠を揃えたが、未成年であることから成人の扱いとは異なる。今後は多分野の専門家らに意見を求め、対応について検討を進めるもようだ。
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容疑者は女性にとって遠い親戚にあたるが、女性と容疑者の家族は良好な関係を維持してきたわけではないようだ。女性本人に夫や子供など頼れる人がいるかどうかについては、報じられていない。
なお、信用できるはずの大事な家族や親族などにお金を盗まれるケースは、意外に多いようだ。今年3月には、アメリカ・ニューハンプシャー州で暮らす女(60)が、親戚の銀行口座から5万ドル(727万2,000円)を超える大金を引き出していたことが発覚。逮捕が報じられていた。