覚せい剤を使用したとして東京地方裁判所で裁判を受けている男が、裁判で自分に有利になるようなうその証言をするよう知り合いに頼み、
証言をさせていたとして、偽証教唆の疑いで警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは住所不定・無職の上遠野皇容疑者(36)と茨城県神栖市の配管工、杉岡正彦容疑者(35)の2人です。警視庁の調べによりますと、上遠野容疑者は、覚せい剤を使用した罪で東京地方裁判所で裁判を受けていたことし8月、知り合いの杉岡容疑者に、「上遠野容疑者は覚せい剤を入れられた飲み物を知らずに飲んでしまった」という、うその証言をするよう手紙で依頼し、裁判でうその証言をさせたとして偽証教唆の疑いが持たれています。
調べに対して上遠野容疑者は、容疑を否認しているということです。遠野容疑者は、拘置所にこう留中で、証言の見返りに現金30万円を
払うことを約束していたということです。裁判は現在も続いており、警視庁は別の知り合いにも、裁判でうその証言をするよう依頼していたとみて
調べています。