大阪府警は19日、インターネット通販のため乾燥大麻を所持したとして、いずれも会社経営の石川裕一(30)=北海道北見市川東=と佐々木周平(30)=同市美山町=の両容疑者を、大麻取締法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕したと発表した。北海道美幌町の倉庫などから計約26.4キロ(末端価格1億6000万円相当)の乾燥大麻を押収した。大麻の押収量は今年に入り、全国で最多という。
容疑は今月18日、同市美芳町5のビルの一室でポリ袋入りの乾燥大麻を所持していた、としている。いずれも認めているという。
少年課によると、両容疑者は知人。道内で自生した大麻を刈り取り、倉庫で乾燥させていた。ホームページで「大麻販売いたします」「一度お試し頂ければ」などと宣伝し、注文があると宅配便などで配送していた。昨夏以降、全国の数百人以上に販売したとみられる。府警が同法違反(所持)容疑で逮捕した少年(19)の供述から発覚した。