広域窃盗団:容疑で4人逮捕北山幸将容疑者

県警捜査3課と江南署など合同捜査本部は9日までに、民家ばかりを狙った広域窃盗団とみられる男4人を住居侵入と窃盗(空き巣)容疑で逮捕した。
 逮捕されたのは、いずれも暴力団幹部で既に住居侵入、窃盗の罪で起訴された▽本籍名古屋市南区で住所不定、無職、山口正(47)▽岩倉市中野町、土建業、北山幸将(38)▽小牧市西島町、飲食店員、富田雅友(28)――の3被告と中国国籍で名古屋市守山区市場、無職、朴智剛容疑者(32)の計4人。
 調べでは、4人は05年6月15日午後1時ごろ、小牧市内の歯科医宅へ侵入し、現金約250万円と指輪など貴金属類70点(990万円相当)を盗んだ疑い。いずれも「生活費や遊ぶ金欲しさにやった」と容疑を認めているという。
 また、山口被告はほかにも3~4人による別件数十件と単独での約300件を自供。被害は関東から九州地方にかけての広域に及び、被害はこれまでに確認された約180件だけで、現金約700万円を含む総額4400万円に上る。さらに4人全員の余罪を追及している。

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