原子力規制委員会は２７日、柏崎刈羽原発に出していた事実上の運転禁止命令について解除しました。
柏崎刈羽原発ではおととし、テロ対策の不備が相次いで発覚。
事実上の運転禁止命令が出され、原子力規制委員会による追加検査のほか、原発事業者としての適格性の再確認が進められ、１２月２０日、命令を解除する方針を確認していました。
２７日に開かれている原子力規制委員会の定例会合。
【原子力規制委員会 山中伸介委員長】
「私も決定することに異存ございません。それではその通り決定したいと思います」
規制委はテロ対策の不備が改善され、今後、東電の自立的な改善が見込めると確認したなどとして、命令を解除しました。
一方、規制委の会合に先立ち、花角知事は２７日、次のように述べました。
【花角知事】
「（国にはきょうの決定について）今後しっかり県にも聞かせてもらいたい。（県の）技術委員会でしっかり確認していきたい」
花角知事はまた、「国には県民への説明もお願いしていきたい」と話しています。