小学教諭が他人のクレジットカードを不正利用 千葉市教委、減給処分

千葉市教委は22日、他人のクレジットカードを不正に使った上破棄したとして、花見川区内の市立小学校に勤務する男性教諭(30)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。男性は体調を崩し、7月から休職している。
市教委によると、男性教諭は5月4日深夜、東京・上野で知人と飲食後、当日知り合った女性を送る際に女性のカードでタクシー代を支払い、当時住んでいた船橋市内の自宅に戻るためのタクシーの支払いにも同カードを使用。翌5日、別の知人と宿泊したビジネスホテルの支払いにも使い、その後、ハサミで破棄した。不正使用額は計約5万円で、弁済済みという。
8月、警視庁から学校に問い合わせがあり、その後、本人が報告した。市教委の聞き取りに「タクシー代の支払いには(女性の)同意があった。ホテルの支払いは自分が泥酔していて自分のカードと誤認した」と説明。刑事処分も不起訴となったが、市教委は他人のカードを使うこと自体が不正使用に当たるとして、処分を行った。
市教委教育総務部の香取徹哉部長は「保護者や市民の教育行政への信頼を損ない、心よりおわびする。再発防止に向け綱紀の保持と服務規律の確保を徹底していく」と述べた。

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