朝日新庁舎で基本契約 木更津市 イオンタウンが整備

木更津市は21日、同市富士見地区の駅周辺と同市朝日地区の2カ所で進める新庁舎整備事業のうち、イオンタウン(千葉市美浜区)が朝日地区に整備する新施設の一部を賃借して使う基本契約を同社と結んだ。自前建設を予定する駅周辺新庁舎との分庁体制を継続し、朝日新庁舎での業務開始は2026年4月を目指している。
朝日新庁舎は、現在の朝日庁舎が入居するイオンタウン木更津朝日の敷地内に同社が新たに整備。商業・広場ゾーンに隣接した鉄骨造り2階建て庁舎棟約8千平方メートルを賃借する。賃借期間15年で、維持管理費などを除く市の費用は55億6千万円。
現庁舎と同様、市民部や福祉部、財務部、教育委員会などを配置予定。公用車70台を含む約千台の駐車場も計画されている。
市は21年12月に朝日新庁舎の事業候補者としてイオンタウンを決定し、協定書を締結。当初25年4月の開庁を目指したが、建設資材の高騰に伴い開庁時期をずらし、基本契約締結に向けて協議を進めていた。
締結式で渡辺芳邦市長は「市民サービスの向上と地域活性化につながる」と期待。イオンタウンの加藤久誠社長は「市民にとって、より良い新庁舎の整備を目指す」とし、市との連携を確認した。

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